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2011
年8
月26
日 (金
)
夏休み宿題教室を行いました
急に涼しくなりましたが、皆さま体調など崩されてはいませんか?ついこの間まで暑いのが苦手のアムールトラ、メイメイは良く水につかっておりました。気持ち良さそうです。
野生動物にあるまじき姿のニホンアナグマ。お腹をつついたら、はじけそうです。
そんな暑かった8月の初め、小学生向けの夏休み宿題教室を開催しました。職員がそれぞれの分野で自由研究のお手伝いをするのですが、私は爬虫類ではなく、身近な虫で行いました。昔の虫捕り少年が、自分も楽しみながら子供たちを案内します。タブノキの若葉についていたのは・・・。
アオスジアゲハの卵。都市部に多いアゲハです。
こちらはアオスジアゲハの終令幼虫。最近、園内でここまで大きくなる幼虫は珍しいんです。そのわけは・・・。
そのわけになっているものを子供たちが地面で見つけました。
アシナガバチが芋虫を肉団子にしています。巣にいる自分の幼虫に与えるためです。今年は何かアシナガバチやスズメバチが多いような気がするんですよね。調べたわけじゃないですけど。だからでしょうか。アゲハの幼虫も、以前ご紹介した野生のカイコであるクワコもとても少ないです。
その後も虫を見つけては網を振り回す子供たち。最近あまり見ない光景です。みんなもっと虫捕りをしようね。自然に親しむ第一歩じゃないかと思います。
最後にはトンボを捕まえました。捕まえた子はとても嬉しそうでしたね。私も含めてあまりに楽しみすぎて、まとめの時間が足りなかったのはご愛敬。みんな今頃、自由研究はうまくいったかな。
2011
年8
月20
日 (土
)
仔ガメがいっぱい!!
毎日暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。熱中症になりそうな暑さで、仕事中に何度もシャツを換えております。そんな中、遅れているような気がしていたセミたちが大合唱を始めております。土の中から夕方になると出てきて夜中の間に羽化しています。
さて、今年は仔ガメがたくさん孵化しています。インドセタカガメは5頭(7頭孵化したのですが残念ながら2頭は死んでしまいました)。
ハミルトンガメは6頭。7月孵化の仔ガメはもうカメ用ペレットも食べ始めています。
そしてホウシャガメが4頭。合わせて15頭の仔ガメが誕生しました。世話が大変で、うれしい悲鳴をあげております。殖えた仔ガメは他の動物園や水族館に送ることも考えなければいけませんが、なにはともあれ、たくさん繁殖させて絶滅の危機から守っていきますよ!
2011
年7
月29
日 (金
)
ハミルトンガメの手術
先日産卵したハミルトンガメ№2が産卵場に登るときに踏みつけられていた№8が、ようやく産卵したと思ったら卵管脱を起こしてしまいました。朝見るときちんと産卵した後の穴を埋めてあったのに、総排泄腔から中でちぎれた卵管が飛び出してしまっていました。即、手術です。
麻酔をかけ、お腹の甲羅を切り開きます。野毛山動物園の獣医はもう何回もカメの開腹手術を経験しているので安心です。もっとも、私には見ていられませんが・・・。
甲羅を切ったら肉を少々付けたまま引っぺがします。血管が肉と一緒に少し甲羅に残っていた方が治りは良いようです。
左右に卵巣・卵管が2対ありますが、破れた卵管を1本と、それにつながっている卵巣を取らねばなりませんでした。
中には殻なしの卵も出来ていました。調子が悪くならなかったら、殻がついて良い卵が産まれたことでしょう。
後は元通り切った甲羅をかぶせて、パテで切り口をふさぎます。
手術は無事成功し、№8はすっかり元気になりました。時折、№2を追いかけまわしてプールから追い出したりします。あとは1対になってしまった卵巣と卵管で次の繁殖シーズンに産卵ができるかどうかで、手術が本当に成功したかどうかが分かります。
2011
年7
月7
日 (木
)
美しい日本産ヘビ「ジムグリ」が産卵しました
卵を産みましたネタばかりですいません。先日同居させていたジムグリが産卵しました。体に似合わず、大きな卵を3個ずつ、計6個産んでいます。
先に産んだのは後から同居させた雌№4です。雄№3と同居をさせるとすぐに2頭でシェルターの中に入ってしまいました。
2頭で仲良く顔を出しています。この時に交尾が成立していたのでしょう。
数週間するとお腹がずいぶん太くなってきました。無事卵が育っているようです。
飼育ケースの中に産卵場所としてミズゴケを入れたタッパーを置きました。ふたに穴をあけてジムグリが入れるようにしておきます。
そしてある日、タッパーの中に卵を発見しました。体の細さの割に大きな細長い卵です。雌は脱皮してから約10日後に産みました。2頭目の雌№1も同じように脱皮後10日してから産みましたね。きれいな仔ヘビが出てくるのが楽しみです。
2011
年7
月5
日 (火
)
ハミルトンガメが産卵しました ~今年はすでに2回目~
れぷブログとは関係なく、フンボルトペンギンの雛であります。今年は雛が無事育ち、既に巣穴から出て親と一緒に泳いでいます。
こちらはチンパンジーの赤ちゃん、ルイ。お母さんのミラクルから離れてお散歩中。可愛い盛りでございます。負けじと爬虫類館でもカメの繁殖が続いております。先日はホウシャガメの仔ガメ誕生についてお知らせしましたが、今回はハミルトンガメが産卵しました。
上に乗っている個体が№2。下にいるのが昨年、一昨年と仔ガメの母親になった№8です。今年は上の№2が5月の半ばに産卵したのですが、1か月ほどで2回目の産卵をしました。1回目の産卵後、№8のために№2を移動させていました。ですが、№8に産む気配がなく、そうこうしているうちに№2が移動先で食欲を無くし、そわそわし始めたんです。すぐに産卵できる場所にも出してやると、日向ぼっこをしている№8を乗り越えて砂場に入りました。そんなに産みたかったのね・・・。
すぐに穴を掘り始めます。カメラを構えて近づいても意に介さず掘り進めます。
3時間ほどで産み終えて、砂を埋め戻してしまいました。上からだと分かりづらいですが、埋め戻した跡がピラミッドのように盛り上がっているのですぐに分かります。
ピンボケでスミマセン。砂を掘り進めると卵が出てきました。割らないように気をつけてすべて掘り出します。
掘り出した卵は孵卵器で温めます。現在産卵2回分、計11個の卵を温めています。早ければ7月の半ば過ぎには仔ガメが孵るでしょう。
2011
年6
月28
日 (火
)
ホウシャガメの仔ガメ展示を始めました
毎日じめじめした天気が続きますが、皆さん体調など崩されてはいませんか。人間にとっては嫌な天気でも、渓流魚にとっては増水した流れで川虫をたくさん食べる事ができる良い季節です。活性化した魚がたくさん釣れるいい時期です。
川の周りの森でも、様々な営みを見ることができます。サルナシの木の枝にモリアオガエルの卵塊がありました。オタマジャクシがポトポトと下の川に落ちています。
さて、さる6月12日から今年の4月に卵から孵ったホウシャガメの仔ガメ展示を始めました。当日は公開記念セレモニーとして、紙芝居「カメのホウちゃんSOSⅠ、Ⅱ」の上演と仔ガメガイドを行いました。大勢のお子さん、お父さんお母さん方が見てくれましたので少々緊張しました。マダガスカルでのホウシャガメの現状を分かっていただけたら幸いです。
こちらは仔ガメガイド。実際に小さな仔ガメを皆さんの前に持ってきてのお話でしたので、インパクトがあります。写真と実物を使ったガイドでこちらも好評でした。
さらに6月に入って、今年は3頭目の仔ガメが孵化しています。こちらも体がしっかりしたら展示に出そうと思います。
2011
年6
月14
日 (火
)
ドリームナイト・アット・ザ・ZOOを開催しました
先日、野毛山動物園でドリームナイト・アット・ザ・ZOOを開催しました。この催しは、オランダのロッテルダム動物園で1996年に始まった、障害のある子どもたちとその家族のための特別な夕べです。毎年6月の第一金曜日に動物園の閉園後に開催され、世界230園館で実施されています。野毛山動物園では保護者の方のご都合に合わせ、第一土曜日に開催しました。
飼育係も動物に変身してお迎えです。飼料袋に動物の絵を書いてかぶることにより、1秒で変身します・・・。
クマとワニがお子さんの缶バッジづくりをお手伝い。
アオダイショウやニワトリ、モルモットのタッチングも行いました。私は最初恥ずかしくて動物に変身していなかったのですが・・・
結局赤ワニに変身しました。お子さんたちも大喜び。いや微妙に引かれていたような。
2011
年6
月6
日 (月
)
ホウシャガメ、2度目の繁殖 ~6月12日より展示を始めます~
2009年に続き、ホウシャガメの繁殖に成功しました。今回も前回同様2頭の仔ガメが誕生しています。
産んだ卵は自作の孵卵器に移します。そっと掘り出して・・・。
食器棚改造の孵卵器に入れます。温度は31℃位で温めました。
しばらくすると仔ガメが卵の中で育ち始めます。血管で卵黄の栄養を吸収していくんですね。
孵化の最中でございます。少し時間が掛かったせいか、やや乾いてしまったようです。甲羅に殻が付いてしまい、出てこられなくなってしまいました。湿度は少し上げていたんですけどね。
浅いお湯で乾いた甲羅を濡らしてやります。へばりついていた殻もすぐに取れてしまいました。500円玉サイズの仔ガメ誕生です。
1週間くらいでもりもりと餌を食べ始め、大きくなっています。体もしっかりしてきましたので、6月12日(日)午後から展示を始めます。
展示にあたり、セレモニーを開催します。仔ガメ誕生ガイドと、飼育係手作りの紙芝居「カメのホウちゃんSOS」の上演を行います。悪い人に捕まって日本に連れてこられたホウシャガメのホウちゃんの冒険を描いた物語です。皆さん、ぜひ野毛山動物園爬虫類館にお越し下さい。
2011
年6
月2
日 (木
)
絶滅危惧種のカメ3種を保護しました
東京の警視庁からカメ3種、5頭の保護を依頼されました。中身を聞いてびっくりの、ヘサキリクガメ1ペア、ホウシャガメ1頭、バタグールガメ2頭であります。いずれもワシントン条約の附属書Ⅰに記載され、IUCNレッドリストでもCR(絶滅危惧ⅠA類)となっている種です。
ヘサキとホウシャは以前から、やはり違法流通個体が摘発されて野毛山にも保護されていたのですが、バタグールガメは初めてです。インドやインドネシアなどの大きな川の河口に生息し、草や木の葉・実などを食べているそうです。肉や卵を食用とするために採集され、数が減っています。
こちらはヘサキリクガメのペア。立派できれいな個体です。近年少し飼育環境が悪かった証が甲羅に出ていますが、これ以上はひどくならないと思います。1年かけて飼育環境をコントロールし、繁殖につなげたいです。
最後にホウシャガメ。模様がきれいな個体です。雌でしたので、こちらも来年あたりには雄と同居させて、繁殖を成功させたいですね。