2010
年7
月11
日 (日
)
ホタルノヒカリご覧いただけます が・・・
野毛山動物園では6月1日からヘイケボタルの展示を行っています。
場所はミヤコタナゴの展示場横。
こんな感じで、夜行獣舎側に暗幕を設置し、暗闇を作りました。
この中に、昼夜逆転したホタルの成虫を10匹以上入れて、ご覧いただいています。
みえる範囲はノートパソコン画面大です。
なぜ10匹以上入れるかというと、それ以下だと格段に光らなくなるからです。
ホタルの光は仲間へのシグナルなので、ある程度数がいないとだめなようです。実は4月12日~27日にも実験的に展示していましたが、成虫の数が少なく、あまり光りませんでした。
ヘイケボタルの終齡幼虫は3週間~4週間で羽化します。
まずは幼虫を羽化床へ移します。
これが蛹(さなぎ)化できるまでに成長したヘイケボタルの幼虫。
この幼虫が水中からから陸上に登って蛹になれるよう、こちらの容器に移します。
右側の土が下がっている部分に水ごと幼虫をうつします。
透明のものをいろいろ土の上に置いているのは、その下でヘイケボタルが土繭(つちまゆ)を作ると、暗闇の中で光っているのが見えるためです(実は卵・幼虫・蛹全て光ります)。成長がわかり、羽化の目安になります。
この、ガチャガチャのカプセルにくっついているのが、ヘイケボタルの土繭です。
そうして、成虫が出現するわけです。
成虫は1週間程度で死んでしまいますので、常に成虫がいるように、計画的に蛹化させていきます。
・・・しかし、今年は横浜市内でホタルを育成されている方たちから分けていただいた、限られた幼虫を羽化させており、出現時期を検討した結果、一旦羽化を中止しました。それにより7月6日に成虫の数が少なくなったため、展示を中止しています。
今後ですが、7月末から展示を再開できると思います。そして、その後は8月一杯、ナイト野毛山の時間帯も含めて展示する予定です。
実はヘイケボタルは温度・日照・えさの量を調整することで、一年中成虫を出すことができます。ホタルは、横浜では見られる期間も場所も限られています。特に小さなお子様と一緒に見るのは難しい場合が多いです。
野毛山動物園に遊びに来たついでに、気軽にいつでもホタルをご覧いただけるよう、通年展示に向けて試行中です。
最後に期待のホープ紹介です。
孵化したてのホタルの幼虫です。
成虫になってご覧いただけるのは冬頃になります。クリスマスにホタル!を次の目標にしてます。