| 最新
|
2010
年3
月10
日 (水
)
子ガモじゃないよ
バードケージには、オシドリの群れに混じってコガモの♀が2羽います。このカモは市内で翼を怪我して飛べなくなっているところを保護され、バードケージで飼育しているのです。
コガモはその名前の通り日本にいるカモの中で一番小さい種類です。オシドリよりもかなり体が小さいせいか、オシドリのヒナと間違えられることもありますが、立派な大人のカモです。
1羽のコガモは平成15年に保護されていますから、少なくとも6才以上ということになります。人間の年齢に例えると立派な大人、妙齢の女性といった感じかもしれません。
体は小さくてもオシドリにいじめられることもなく、近づくオシドリを逆に追い払うほど勇敢なコガモです。
2010
年3
月6
日 (土
)
フンボルトペンギン抱卵中
あれ?フンボルトペンギンがいません。
一体どこにいってしまったのでしょう?
いました!
フンボルトペンギンは子育ての季節に入り、巣にこもっていたのですね。
ペンギンをそーっと移動させてみると・・
あっ、卵があります。
抱卵中だったんですね。失礼しました。
3月初旬から孵化が始まります。
が、一番かわいい綿毛の時期は巣の中にこもっていてご覧いただけません。
順調なら出てくるのは大きくなった5月位でしょう。
卵の下に敷いている巣材はレッサーパンダの食べ残しを切ったもの。
それをペンギンのペアがせっせと巣に運びいれました。結構な量なんですよ。
これは巣材を巣に運び入れるアース君です。
せっせ、せっせ。
お部屋まで、もう少しです。
抱卵・育雛中は巣の中にこもりがちになってしまいますので、ご了承くださいね。
2010
年3
月5
日 (金
)
ただいま療養中
タヌキの「ヨリ」さんが入院しました。「ヨリ」さんはこれまで動物園の展示場で暮らしていましたが、12歳を越えるおばあちゃんのため、寒さが身にしみるようになったのです。
脚の関節が固まり気味で、職員が介助してあげないと起きあがる事も難しい状態なので、5人の病院職員全員がいつでも看てあげられるような場所にケージを置いています。この場所ならば陽当たりも良く、のんびり出来ます。
がんばって長生きして欲しいです。
いつも見守っているよ
けなげなヨリおばあちゃん
2010
年3
月1
日 (月
)
恋の季節
東武動物公園から来園したレッサーパンダの海(♂)は1月25日からキンタ(♀)と同居していますが、1月~3月はレッサ―パンダの恋の季節。普段は単独で過ごしているレッサ―パンダも互いに異性を意識するようになります。うれしいことに、同居して間もなく1月の30日・31日と2月の10日・11日に交尾を確認しました。
レッサーパンダは最初の交尾から10日ほど間隔を開けて2回交尾をしてから妊娠するパターンが多いので、期待が持てます。
レッサーパンダは受精卵が着床するまでに時間がかかる場合が多く妊娠期間は110~150日くらいの範囲でばらつきがあります。うまく妊娠した場合に出産の可能性があるのは6月~7月頃なので、よい知らせがお届けできることを願っています。
2010
年2
月16
日 (火
)
ハッピーなバレンタイン!?
2月14日バレンタインの日にツキノワグマとフサオマキザルに特別なプレゼントをしました。今回のテーマは「お客様参加型エンリッチメント」です。耳慣れない言葉「エンリッチメント」ですが、単調になりがちな動物園の動物の生活を、止まり木や遊具(タイヤや丸太など)を与えるなどの方法で生活環境を豊かにすることです。今回は普段と違う方法で餌を与えました。当日の午前中に先着で申し込みをしてくださったお客様には、箱や封筒に絵やメッセージをお願いしてエンリッチメント作りに参加していただきました。
クマには、段ボール箱に落ち葉と餌を入れガムテープで封をしたものをプレゼント。オスのサンペイには展示場の屋上から与えました。
柵の隙間から手を出して鋭い爪で転がしたり、歯でかじって段ボールと格闘します。
箱から落ち葉と餌が降ってきた!
メスのコマチには室内に置いて与えました。
1つひとつこじ開けて・・・
ダイナミックに壊していきました
そして、フサオマキザルにはラブレターならぬ、ラブクルミ(封筒のなかみはクルミ)をプレゼントしました
のりで封筒を閉じていたので、初めはおそるおそるで1頭が受け取りにきて、中身が確認できると・・・
最終的には、警戒しながらも封筒が気になるサルたちが集まってきました。
いきいきとした動物たちの反応に、また次なるエンリッチメントを考えようと思う飼育係のバレンタインでもありました。
2010
年2
月11
日 (木
)
動物園の寒~い朝
立春も過ぎた頃ですが、まだまだ寒い日が続きます。動物園では寒い日の朝はフラミンゴの池に氷がはったり、外のバケツを洗うためのスポンジがカチカチに凍ってしまったりと寒さが一層身にしみます。
カチカチになってしまったスポンジとフラミンゴの池にはった氷です。氷はまだ薄く、踏むとすぐに割れてしまいました。
では動物たちは寒い朝をどの様に過ごしているのでしょうか??もともと寒い地方に住んでいるレッサーパンダは快適そうに展示場内を歩いています。
また、フラミンゴ達は池に氷がはっているため陸で足を震わせながら陽にあたっています。
一方ダチョウ達は雪が降っても元気に展示場で走り回っています。ダチョウは野生だと暖かい気候のアフリカに暮らしていますが、寒さにも意外と強い様です。
他にも、寒い所にもいるヤマドリは羽を膨らませて柵越しに備え付けてあるヒーターの前から動きません。
さらに寒いのが苦手なフサオマキザル達は我先にとヒーターの前を取り合っていたり、仲良く寄り添って温まっていたりなど、なんだか忙しそうです。
こうして同じ寒い朝でもそれぞれの動物たちの行動はかなり違います。皆様も寒さをこらえて動物園に来ていただければ、動物達の普段と違う一面を見ることができるかもしれませんよ??
2010
年2
月5
日 (金
)
メジロたちはどこからきたの?
メジロは私たちが住んでいるような都会にも比較的多く見られる鳥で、野毛山動物園にも毎年、数多くのメジロが保護されてきます。そのほとんどが、春~夏にかけての繁殖期における巣から落ちた雛や、飛ぶ練習をしている雛の誤認保護によるものです。
ところが、野毛山動物園に持ち込まれるメジロにはこれらの保護以外に、警察からの証拠物件としての一時預かりというのもあります。
メジロの雄は良い声でさえずるため、古くから愛好家に親しまれています。しかし、現在日本産のメジロの飼育は鳥獣保護法の規制のもと、許可無しでは飼育することはできません。メジロの密猟や違法飼育が警察によって摘発され、一時避難場所となる野毛山動物園に持ち込まれるのです。これらの個体は証拠物件としての役割を果たした後は、日本産のメジロかどうかを鑑定した後、リハビリを経て放鳥されます。
先月預けられたこのメジロも、早く野生に復帰できる日が来れば良いなと思います。と同時にメジロたちのためにも、このような違法行為がなくなることを望んでやみません。
2010
年1
月29
日 (金
)
海(うみ)です!よろしく!
昨年9月にオスの「チップ」が亡くなって、野毛山のレッサ―パンダはメスの「キンタ」1頭になっていましたが、1月18日に東武動物公園から待望のオス「海」(うみ)が入園しました。
26日から展示場で公開していますが、初めて外に出たときは樹木の上まで入念に探索していろいろな所にお尻をこすりつけてマーキングをしていました。
野生のレッサ―パンダは単独でなわばりを持って暮らしているので、通常は1頭だけで飼育していても寂しい思いをすることはありませんが、繁殖シーズンになると異性を意識してキュルルル…と鳴いて自分の存在をアピールするようになります。繁殖シーズンは1月から3月なので、まさに今が恋の季節となります。2頭が対面した当初は「海」が「キンタ」を威嚇して遠ざけていましたが、その後はお互いに接触することなく、今のところは無関心を装ってます。
上海動物園生まれの「キンタ」は日本国内に親戚のいない貴重な血統なので、種の保存のためにもぜひ「海」とのペアで赤ちゃんを作ってもらいたいものです。東武動物公園では毎年のように新しい子供の父親となっていた「海」の実力に期待しましょう。
2010
年1
月25
日 (月
)
変わりました!
トラ・ライオン、タヌキなどの奥にはインコの建物があります。
インコの隣には、保護された野鳥のスペースがあり、3ヶ月ごとに展示される鳥が変わります。
現在はチョウゲンボウ。
粘着シートのネズミ捕りに掛かって動けなくなっていたところを保護されて、動物園内の病院に運ばれてきました。
ベタベタの羽がはえ換われば、もとのように飛べるようになり、野生に帰ります。
せっかくなので、間近で見てみましょう。
チョウゲンボウのくちばし。
脚で押さえつけた肉を嘴でちぎって食べる為の鉤型をしています。
ちなみに、インコのくちばし。
同じような形で、細かい物をじょうずに摘みますが、こちらはヒエ・アワなどの粒々の種子をむいて食べるために、内側は複雑な構造をしています。
これまでには、メジロやヒヨドリ、オナガ、カモメやウミネコと様々な鳥たちを展示してきました。期間限定のまさに野生の動物たち、身近にこんな鳥たちがいるのかと、ぜひ立ち寄ってみてください。
2010
年1
月25
日 (月
)
拡大れぷブログ もさもさ!ジャンボミルワーム
気持ち悪くなった方、ごめんなさい。こちらはジャンボミルワームという虫です。爬虫類館の管理通路で養殖をしています。フトアゴヒゲトカゲやヒョウモントカゲモドキ、トウブハコガメなどの爬虫類が好んで食べます。この幼虫たちは写真のようにたくさん飼育しているといつまでも成虫になりません。餌に使うのは幼虫のため、大変使い勝手の良い虫なんです。
では殖やすためにはどうするのか。大きくなった幼虫をこのように1匹ずつ個別に分けるとさなぎになります。
成虫になったらまた一緒に飼育します。幼虫も成虫も餌はカメの食べ残しで十分です。ちなみに成虫はつまむと臭いにおいを出すので動物は食べません。一度虫食いのフクロウであるアオバズクにあげたら食いついた瞬間ぺっと吐き出し、二度と食べようとしませんでした。
そのうちに卵を産んで小さな幼虫が孵ります。これをまた幼虫のところに入れていくというエンドレスな感じの養殖になります。ちなみに幼虫も強くつまむと体液を体からぴゅっと吹き出すという親子そろっていやな感じの身の守り方をします。
トウブハコガメはこのジャンボミルワームが大好きです。今は寒いので食欲があまりない時期なんですがジャンボは別。入れたとたんに3頭がわらわらと集まってきて食べ始めます。餌用の虫を育てる苦労も報われます。