2010
年6
月8
日 (火
)
忙しいんです…。この時期は。
今週は傷病鳥獣のお話です。
動物園の奥深く…
動物病院の入院室には、
ケガや病気をした野生動物達が、
所狭しとひしめき合っています。
特にこの時期は、巣立ったばかりのヒナが多いです。
骨折していたり、ケガをしているヒナを、
市民の方が保護して動物園にお持ちいただいています。
※巣立ったばかりのヒナでも、ケガをしていない場合は、
そのまま立ち去るか、車にひかれなさそうな所に
そっと置いてあげてくださいね。
近くに親鳥がいるはずですから。
5月21日を皮切りに、続々と保護されているのが、
「ハシボソミズナギドリ」
オーストラリア南東部の島々で繁殖して、
日本では5月下旬から6月に、太平洋沿岸を北上していく鳥です。
普段は、海の上を泳いだり、飛んでいるので、
陸上ではほとんどお目にかかりませんが、
大風が吹いた後に、港や河口部に入ることがあるようです。
5月は21日~31日までに、9羽が保護されたのですが、
まず、みんな自分ではエサを食べてくれないので、
野生復帰する体力をつけるため、
ひたすら口をこじあけて、魚を入れ込む毎日。
5月28日に保護されたフクロウのヒナです。
保護された時は、うずくまっていて、
ハエがたかっていたそうです。
保護された次の日には
ウジもわき、瀕死の状態になりました。
でも、今ではすっかり元気にエサを食べるようになり、
最近では、箱から飛び出すようにもなりました。
今年度から新担当となった私としては、
新しいことづくしで、毎日が「てんやわんや」ですが、
一つ一つの命と心と向き合いながら、
野生復帰に向けて、がんばっていこうと思います。(高橋)