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2010
年2
月25
日 (木
)
2月14日② カンガルーの場合
インドゾウに遅れること数日ですが・・・アカカンガルーたちのバレンタインデーをお伝えします。
この度は飼育担当者からイケメンアカカンガルーたちに向けて、プレゼントを贈りました。と言っても、もちろんメスたちにも平等に食べてもらいましたよ。
↑右 イケメン・ツナ♂
ゾウほどの大きさではないですが、普通に私たちが食べるパンよりはだいぶ大きなパンをパン屋さんに焼いていただき、ハート型にカット。アカカンガルー用には、チョコレートではなくニンジンとリンゴを刻んでデコレーションすると・・・
こんな感じに。愛情こもってます。
紅白でなんだかおめでたい装いになりましたが、バレンタインっぽく仕上がったということにして、展示場へ。カンガルーたちにプレゼントする前に、見に来てくださった皆さまに披露させていただいたところ、『かわいい~』との嬉しいお声が・・・そしてお待ちかねのカンガルーへ。
あっという間のできごとでした。
もしかしたら、馴れない物に警戒するかな?という少しの不安を見事に吹き飛ばしてくれました。
来園者の皆さまも、一緒にバレンタインを盛り上げて下さってありがとうございました!
ちなみに・・しばらくして、騒ぎに気付いたオグロワラビーのオンダ君がやって来ましたが、
もうパンのわずかなはしっこしか残っていませんでした。
オンダ君がどのこかわかりますか?1頭だけ黒っぽくて体つきも耳も小さいこです。オセアニアの草原には、アカカンガルーと一緒にオグロワラビーも3頭暮らしています。アカカンガルーと一緒に餌を食べる穏やかな関係や、特徴の違いなどにもぜひ注目してみてください。
2010
年2
月23
日 (火
)
ホッキョクグマ飼育体験
2月6日(土)20日(土)、ズーラシアでは中学生以上の方を対象に、「大人の飼育体験」が行われました。
ホッキョクグマ舎でも飼育体験を行ったので、少しご報告したいと思います!
午前中は、獣舎のお話やお掃除、滅多にお目にかかれないホッキョクグマの糞を見てもらったりしました。
担当者は毎日獣舎に入っているので、ホッキョクグマの香り(?)にだんだん慣れてきてしまっていましたが、やっぱり皆さん「匂いがする!」と仰っていました。
また、顕微鏡で、他の動物とは違う作りのホッキョクグマの毛を見ていただいたりもしました。
みんなで楽しくお昼ゴハンを食べた後は、ホッキョクグマの餌の準備です。
たくさんのお肉や初めて見る鶏頭(鶏の頭です。)など、いろいろ驚きつつもテキパキと準備して下さいました!
さて、飼育体験が終了した後、用意して頂いた餌をセットして、ホッキョクグマを収容します。
まずはチロ(♀)。
とくに気にする様子もなく、「今日もゴハンがおいしいわね~!」ともりもり食べてくれました。
お次はジャンブイ(♂)。
ジャンブイも特に気にすることなく、いつもと変わらずゴハンを食べていました。
「みんながんばっているかな?」
フンボルトペンギンのペンジローくんも心配して見に来てくれました。
両日共、参加者の方には楽しんでいただけたようです!
今回残念ながら抽選に外れてしまった方も、参加して頂いた方も、またのご応募お待ちしております!
(動物課 大須賀佳奈)
2010
年2
月21
日 (日
)
2月14日
皆様。
2月14日といえば何の日でしょうか!!!!
ええそうです。
バレンタインデーですね… (’A`)
そんなわけで、ズーラシアでも2月13・14日の土日でバレンタインイベントを行ないました。
インドゾウでは毎朝恒例のエレファントライブを「バレンタイン特別バージョン」で実施しました。メスのゾウたちが皆様への愛をこめてバラの花を筒に差し込んだり、花束やハートの絵を描いたり、サッカーボールに愛をこめて皆様にシュートしたり、とバレンタインにふさわしく愛情たっぷりのエレファントライブをお届けいたしたのです。
そんなエレファントライブでゾウたちが皆様に愛情をお届けした後は、ゾウたちにも飼育係からバレンタインのプレゼントです。
日本では「バレンタインといえばチョコレート」というのが定番になっているようですが、もともとは男女関係なく、プレゼントも何でも良いようです。要は愛情を送れば良いと思います!
というわけで。
パンにフルーツでデコレーションしたケーキを三頭のインドゾウに食べてもらいましょう。
ちなみにこのケーキ。
7斤(2.5kg程度)の円形のパンの真ん中をハート型にくりぬいて、イチゴ・リンゴ・ニンジン・ミカン・バナナなどを埋め込んだものです。
いかにもおいしそう!
さあそれでは個性豊かなゾウたち、いったいどのようなリアクションを見せてくれるでしょうか!
まずはシュリー。
パン全体を鼻でつかんで、豪快にまるかじりでいきました!
かじったときにパンがさかさまに落ちてフルーツが飛び散ってしまいましたが、
こちらは鼻でていねいに集めます。
一方のチャメリー。
真ん中のフルーツの部分だけを食べにいきました!
パンも白い中の部分だけ食べようと、鼻を器用に使ってほり出します。なんだかドーナツのようになってしまいました。
このようにズーラシアでは季節に合わせて様々なイベントを行なっています。エレファントライブもそれにあわせて千変万化いたします。今度はどんなエレファントライブが皆様をお待ちしているでしょうか…ご期待ください!
(動物課 太田)
2010
年2
月14
日 (日
)
季節はずれのカキ氷
皆様。
2月の初旬。ズーラシアでは2年ぶりに雪が積もりました。
インドゾウの展示場も真っ白です。
おや。
なにやら怪しげな人影が…
どうやら雪を集めているようです。
それ、どないしはるんですか?
ああ、ゾウにあげてみるんですか。どんなリアクションするんでしょうね。
まずはオスのラスクマルから。
はい、パクッと一口。
…鼻先はかなり敏感なはずですが、冷たくなかったのでしょうか…
続きまして…
メスにもプレゼント。
チャメリーは鼻すら使いません。最初から雪の塊を食べ物として認識しているようです。
続いてシュリー。
恐る恐る触ってみますが…
冷たくて持てなかったので地面に置いてみました。
でも興味はあるようで、何とか自分の寝室に入れました。
が。
次の瞬間!
「スパァーン」と鼻で弾き飛ばしてしまいました。
(あまりにも速すぎてシャッターを押すことすら出来ませんでしたが…)
どうやらシュリーは「冷たいもの」=「嫌なもの」として認識したようです。
同じ雪というものに対してでも、3頭で違う反応を見せる、というのが面白いですよね。
我々人間にも個性というものがありますが、もちろんゾウたち、そして他の動物たちにもそれぞれの個性があります。ズーラシアにおいでの際は動物たちをじっくり観察して、それぞれの個性を発見してみてはいかがでしょうか。
追伸
次の日の朝のラスクマルとチャメリーです。
おんなじ格好で展示場の周りに残った雪を食べてます。
君らほんま仲よしやなぁ。
(動物課 太田)
2010
年2
月6
日 (土
)
ホッキョクグマの同居を開始しました。
いつもは1頭で展示しているホッキョクグマのチロ(♀)とジャンブイ(♂)ですが、繁殖の季節になったので、練習を経て、日中2頭を一緒にすることにしました。
それぞれ自分の好きなことをやっている時もありますが、
チロがジャンブイを遊びに誘ったり、2頭でカシの枝を取り合いしたり、プールでじゃれあったり・・・
1頭の時では、見られない行動が見られます。
ちょっと暗いですが・・・
久しぶりにたくさん遊んで、ジャンブイも疲れたようです。
同居を始めて最初のうちは、いつもなら起きている時間も写真のようにぼーっとしていました。
ジャンブイをよく「プールで遊ぼうよー!」と誘っていたチロ、ごはんをたくさん食べて、明日のダイナミックなじゃれあいに備えているのでしょうか。
2頭の同居は、様子を見ながらですが、5月頃までを予定しています。
ぜひ皆様足をお運び下さい!
(動物課 大須賀)
2010
年1
月28
日 (木
)
ただいま恋の準備中
昨年の12月、アムールトラのヤンユェンが亡くなってから、アムールトラの展示場にはベニジュケイ、ギンケイ、ベトナムキジといった鳥たちが住んでいます。
今日ご紹介するのは、ベニジュケイ。
綺麗な色でぱっちりおめめの、とてもかわいい鳥です。
しかしこのベニジュケイには、秘密の姿があるんです・・・!!
「オレってこんなにかっこいいんだぜ!!」
なんて声が聞こえてきそう!なんだかすごいことになっています!!
実はこの姿、繁殖期の春にのみ見られる、オスがメスに求愛するときの姿なのです。
角のように見えるのは、「肉角質」といわれる細長い皮膚。
エプロンのように見えるのは、肉垂れといって、どちらも皮膚なんです。
あの角と肉垂れがどこに隠れているのか、いろんな角度から見ていますが、不思議で仕方ありません。
羽を掻き分けて、引っ張ってみたくなります!
早く求愛姿を見たいなあ、と思っていたら、最近・・・
展示場の中で一番年上のこの方、最近、肉垂れをチラ見せしていることが増えてきました。
頬や頭の羽毛が膨らんできたり、よく見ると角の先が出ていることがあります。
少しずつ、春の繁殖期への準備をしているようです。
春が楽しみです!早く暖かくならないかなあ・・・
(動物課 大須賀)
2010
年1
月24
日 (日
)
夫婦の絆 ~後編~
餌での投薬ができなくなったため、注射での治療が始まりました。治療を受けている時のマキは何を思っていたのでしょうか?
じっとおとなしく治療を受けているマキを見ていると、この治療をどんなに続けてもマキの病気を治してあげられないことが本当に悲しく、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
餌を食べなくなってからもマキは、餌の時間になると必ずサブパドックへ歩いて出て行きました。
これは、私たちが寝室に餌をセットするときの習慣で、マキは餌のバケツを見ると、立ち上がり、ゆっくりサブパドックへ出てくれていたのです。
そんなマキも1日中ワラの上でうつ伏せて休むようになり、餌のバケツを見ても立ち上がる事ができなくなりました。その頃からマキの休んでいる傍らには、吐き戻した子牛肉が置かれるようになりました。
ドールは子どもが小さいうちは群れのメンバーが吐き戻した肉を与える事が知られています。移動できなくなったマキのためにメンが吐いた肉でした。
やがてマキはうつ伏せることも困難になり、横になったまま体を起こす事ができなくなりました。
ドールは自分の寝床から放れた場所で排泄をします。
マキもまだ立ち上がることができた間は、少し放れた場所で排泄をしていました。
体を起こせなくなってからは、寝たまま排泄をしなければいけなかったため、寝室の中に入って、マキの体の向きを換え、流動食と水を飲ませる時に、お尻も拭いていました。
メンは私がいなくなった後、しきりにマキの体とお尻をなめていました。
きっとマキについた私のニオイが嫌なんだろうと思っていました。
だいぶ呼吸が浅くなり、わかりづらくなってきたため、マキの顔を寝室の外側に向けて寝かせていました。
消灯前、マキはメンに背を向ける体制で寝ていたのですが、翌朝来るとメンの方を向いていました。起き上がる事ができないマキは夜の間、少しずつ体を動かし、メンの方を向いたのです。
。
その2日後の2009年12月30日の朝、マキはすでに亡くなっていました。
マキの向いた先にはメンがじっと座っていました。
その様子をしばらく寝室の外から眺めていると、メンは動かないマキのお尻をなめ始めました。マキは亡くなる前日まで流動食を食べていたので、排泄もしていたのです。
まだ私がマキに触れる前の事でした
詳しい死因などを調べるために、病院でマキの解剖検査が行われました。
「ここまですごい状態は見たことがない」と獣医が言うほど、腫瘍はあちこちに転移していて、マキの体の中は真っ黒でした。マキの年齢と病気の進行から推測すると、1年もしくはそれよりも前に病気が発症していたものと思われます。
私たちがようやくマキの異変に気づいた時は、すでに末期だったと考えられます。
野生動物は自分の体が弱っていることを天敵に悟られれば、命を落とす危険が高まります。
ドールは群れで狩りをしますが、獲物を数kmも追い続けることがあるため、病気や怪我などで群れからはぐれてしまうと、仲間に再会できなくなるだけでなく、他の肉食獣のターゲットにもなります。
マキも本能的に、ずっと痛みや辛さを隠し続けてきたのでしょう。
餌を食べられなくなってからも、餌のバケツを見るとサブパドックへ出ていたのは、習慣だった訳ではなく、こんな体になってでもまだ必死に自分の病気を隠そうとしていたような気がしました。
マキは動物園で生まれ育ちましたが、強さと気高さを持った立派な野生動物でした。
最期までマキを見ていたメンは、マキの死を理解しているのでしょうか?
亡くなった日は、マキのことを探しているかのように他の群れのドールと鳴き交わす事もありましたが、餌は食べていました。
そして、その後の生活は私が想像していたよりも、大きく変わることなく過ごしているように見えます。
マキは18頭の子どもたちを残しました。その子どもたちは日本の他の動物園だけでなく、海外の動物園でも活躍しています。
マキの手術をしないと決めてからも、私たちの選択は本当に正しかったのか何度も悩みました。
でも、メンとマキの行動を見ているうちに、最期までメンと過ごすことをマキも望んでいたような気がしました。マキがここまで懸命に生き続けられたのは、いつも側にメンがいたからではないでしょうか?マキにとって、メンはかけがえのない存在だったと同時に、生きる支えだったような気がします。
メンとマキが見せた夫婦の堅い絆は、私にドールという動物の魅力を改めて教えてくれました。
2頭に深く感謝するとともにマキの冥福を心から祈っています。
(動物課 賀曽利)
2010
年1
月23
日 (土
)
「ガネーシャ」
みなさん。
今年の初詣はもうおすみですか?
日本では1月4日に神社やお寺などでおさい銭箱を開く、
さい銭開きが行われるようです。
1月4日はとうに過ぎてしまいましたが、
今回ズーラシアでもおさい銭開きをすることになりました。
ガネーシャ。
地域や宗教によって様々な呼ばれ方をされるようですが、
ヒンドゥー教では障碍除去や富や幸福をもたらす神様としてたたえられているようです。
最近では「夢をかなえるゾウ」で日本でも有名になりましたね。
ズーラシアでは、インドゾウの展示場をすぎた2階デッキでずっしりと構えております。
どなたが始めたのか、このガネーシャ像の下におさい銭を挟んで、
お祈りをしてくださっている方達がいらっしゃるようで・・・。
けっこうぎっしり。
勘定してみると、1994円と1ペニー。
今日はガネーシャ像のホコリを払い、飼育員も健康で過ごせますようお祈りをささげました。
皆様の願いがかないますように。
※こちらのさい銭金は世界自然保護基金(WWF)に寄付させて頂きました。
(芦澤)
2010
年1
月20
日 (水
)
今、どこに?
突然ですが、アカカワイノシシの展示場に一緒に展示していた彼を皆さんご存じですか?
そう、ケヅメリクガメです。
冬になり寒さが苦手な彼は今どこにいるのでしょうか?
「お久しぶり。僕は今動物病院にいるよ。暖かくなる時期まで一時的に避難しているんだ。」
そうなんです。彼の言う通り今は動物病院で暮らしています。
動物病院に来た頃はまだ日中暖かくなる日もあったためそんな日は、
ガラガラと飼育係に押してもらい、広い原っぱで散歩したりして過ごしていました。
しかし、今ではすっかり寒くなり散歩も行けないため彼に不満はないのでしょうか?
「温かくて気持ちいいなぁ。」
どうやらないようです。暖かい部屋で、温かいお湯がはった入れ物の中に入って満足そうな表情です。
「暖かい時期になったらまた皆さんに会えるのを楽しみにしているよ。」
そんなケヅメリクガメの彼ですが、皆さんこれからもよろしくお願いします。
(動物課 菊地)